お取引先様　各位

平素より格別なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

このたび、株式会社ミナミサワの会長 南澤宏一（みなみさわこういち）が、令和4年秋の叙勲において、「旭日単光章（きょくじつたんこうしょう）」を受章いたしました。

＜旭日単光章の受章にあたって＞

小規模な事業活動でも長年続けてきた実績が認められ、社員や取引先の皆様を含めた代表として栄誉な事と感じております。

私が株式会社南沢商会（現：株式会社ミナミサワ）に入社したのは、大学卒業の昭和45年（1970年）のことです。当時は創業者の父とともに、寒冷地で使用される「不凍栓」の製造販売に携わることから始まりましたが、父の急逝により27歳で事業を継承しました。不凍栓だけでは苦戦を強いられていたため、これまで培ってきた技術を活かした新たな事業展開として開発したのが「後付け自動水栓」です。1998年の長野オリンピックを機に事業化に集中し、幾度の苦難も社員とともに正面から取り組み、時代の変化とともに今があります。

社長として47年、小規模企業が時代の浮き沈みに対応することの大変さは言うまでもありませんが、規模や見栄えにとらわれず、お客様から感謝されるものづくりを続けることで、相応の結果を出せたと自負しております。他社に負けないスピードとチャレンジがこれまでの私のモットーでした。水道工事業者をはじめ、お客様の困りごとに耳を傾け、解決する姿勢を続けることにより、関係者の皆様との信頼関係を構築できたことに感謝しております。次の世代に事業を引き継ぐ事が出来たいま、陰ながら見守りたいと思います。

ご縁のあった皆様方には心より感謝を申し上げるとともに、今後とも引き続きご支援、ご指導を何卒よろしくお願い申し上げます。　

令和４年11月吉日

株式会社ミナミサワ　取締役会長　　南澤 宏一

＜受章者プロフィール＞

＜受章理由＞

「感染予防」「節水対策」「手洗い負担の軽減」などに有効な自動水栓の専門メーカーを実現し、できるかぎり「後付け式」にすることで導入コストや工期など、お客様、そして環境への負担を軽減するための取り組みを行なった。

創業から受け継いできた「お客様の困りごとを解決する」というマインドをベースに、後付け、簡易施工にこだわった様々な自動水栓機器を開発。自社ブランドによる付加価値向上の取り組みが認められ、令和元年6月には経済産業省大臣表彰（はばたく中小企業・小規模事業者300社）を受賞した。また「Made in Nagano」にこだわりを持ち、自動水栓の製造部品の発注先のうち、約８割は長野県内の企業との連携を図る仕組みを構築した。その結果、令和２年度「地域未来牽引企業」に選定された。

令和2年に新型コロナウイルス感染症が発生、ミナミサワの製品は非接触の水回り衛生設備であることが社会から大きく支持されることとなり、地域連携のもと全社で生産体制を見直し、顧客の要請に応える生産と供給を実現することができた。エンドユーザーの新型コロナウイルス感染症防止対策に貢献できたことは、まさに「お客様の困りごとを解決する」というミッションの実践であり、社会的責任を果たせたといえる。このことは、南澤宏一氏のリーダーとしての姿もあるが、全社的かつ組織的に社員がそれぞれ取り組んだ成果であり、ビジョンを実現した成果となった。

本件に関するお問合せ

株式会社ミナミサワ　　Tel. 026-263-3100　FAX. 026-263-8700